伏見年金者組合総会結成20周年を迎えた年金者組合伏見支部の09年度総会が6日、伏見区の京エコロジーセンターで開催され、51人が出席。年金医療制度の抜本的改善や仲間づくりを柱とする方針を採択しました。
 開会挨拶で岡田龍三支部長は、厚生年金の改ざん問題、後期高齢者医療制度など政府・厚労省は国民の強い憤懣の声におされて改善すると言ったが、何ら手を打ってないどころか、9月からは住民税までも年金から天引きすると厳しく批判。「総選挙でどう闘うか大きな課題」と述べました。社会保障推進協議会伏見支部、年金者組合府本部からの来賓としてあいさつしました。
 記念講演は中村和雄弁護士が「地方自治・京都市政の今」と題して、08京都市長選挙の争点は何だったのか、今京都で、わが国で何が起きているのかをリアルに解明。そして、自民党を支えてきた諸団体の大きな変化や住民が主人公の透明で公正な政治実現に向けてどうたたかえばいいのかなどを分かりやすく述べるとともに、参加者から出された多くの質問や要望などにも丁寧に応え、住民運動の大切さを強調しました。
 総会では、伏見地域にもっと住民が使える施設がほしい、公共交通機関が少ない、楽しい支部新聞の発行などの感想や要望も出されました。
 日本共産党の衆院3区候補の石村かず子さんが来賓挨拶。自公の巨額な補正予算の不当性や生活保護世帯に対する母子加算が4月から廃止されて困窮している家庭の実情など訴え、私たちの生活を守るためにみなさんの運動をこれからも応援していきたいと激励しました。(仲野良典)