ホタル観察会 ヒメボタル観察会(乙訓の自然を守る会、島本・緑と水を守る会でつくる実行委員会主催)が23日と24日の両日、大山崎町の桂川付近で開かれ、家族連れなど約160人が参加しました。
 観察会は、6月20日に同町で開かれる全国の「ヒメボタルサミット」開催記念として行われたもの。
 ヒメボタルは、京都府のレッドデータブック(絶滅のおそれのある野生生物リスト)にも選ばれている希少なホタルで、「乙訓の自然を守る会」はヒメボタルの保護活動に03年ごろから取り組んでいます。ヒメボタルのことを地元住民に知ってもらうために毎年観察会を開いています。
 24日には「ヒメボタルサミット」を後援する大山崎町の真鍋宗平町長が参加し、「たくさんの人が参加してくれてうれしく思います。こうした貴重な自然が残っているのは地域のささやかな光です。ホタルの光を守っていきたい」とあいさつしました。
 23日は約250匹のヒメボタルを見ることができ、森や草むらからままたく多くの光に「きれい」「こんなに光っているなんてすごい」と歓声が上っていました。
 ヒメボタルを手のひらに乗せていた女の子(8)=長岡京市=は、「ホタルをたくさん見れて、きれいで、楽しかった。来年も見に来たい」と語りました。