宇治市の花やしき浮舟園で23日、山本宣治生誕120年記念全国交流会が行われ、北海道や長野などから58人が参加しました。主催は「山本宣治生誕120年・没後80年記念事業実行委員会」。
 安斎育郎実行委員長(立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長)があいさつ。山本宣治が生物学者で性教育、労働者教育、国会議員など多分野で活動していたことに触れながら、「私も様々な学問を研究してきたが、平和への思いは山宣と同じく一貫していた。現代の私たちも、山宣の平和への思いを実践していかなければならない」と述べました。
 蓮仏亨山宇治宣会顧問が献杯の音頭をとり、全国から集まった参加者が交流しました。
 参加した日本共産党の成宮まり子京都府国政委員長は、「派遣切りで路頭に迷う人たちや政治家の献金問題、ソマリア沖への自衛隊派兵など、今の世を山宣が見たらどう思うか。今度の総選挙では山宣の遺志を継ぐ皆さんと一緒に手をつないでがんばりたい」と訴えました。