京都市教育委員会が東山区北部の小中学校7校を統廃合して小中一貫校(開睛小学校及び開睛中学校)を建設する問題で、「東山の学校統廃合を考える会」(秦保恵代表)は21日、学校建設についての公開説明会を求めて京都市都市計画局に申し入れました。
 同「会」は2月に、市教委に説明会開催を求めましたが、「地元向け説明会は開かない」と回答していたため、今回は、施設設計や工事に責任を持つ都市計画局公共建築部に申し入れたものです。
 席上、同会メンバーは、地下体育館について、非常時に安全に避難できるのかなど不安の声が住民から寄せられていることや専門家から「詰め込みとも言える窮屈な施設計画」と指摘されていることなどを挙げ、「問題点はいっぱいある。ぜひ説明会を開いて」と要望しました。
 市側は、運動場の面積が文科省の定める設置基準に満たないことを明らかにし、敷地が狭いために体育館を地下に設計せざるを得ないと説明しました。
 説明会の開催については、「検討する」と答えるにとどまりました。