三宅八幡宮は洛北の隠れた桜の名所です。現在、染井吉野が7分咲きで、数日中に満開となりそうです。噴水と水車のある池に面して桜の古木があり、美しい桜ふぶきが見られることでしょう。
 三宅八幡宮は子どもの護り神として「子どもの夜泣き」「かん虫封じ」のご利益で知られています。宮として広く敬われています。推古天皇(554~628)の時代、小野妹子が遣隋使として隋に赴こうとした折に、筑紫辺りで病気になりましたが、宇佐八幡宮に祈願するとまたたくまに全快。隋からも無事に帰国できたために宇佐八幡を勧請し創建したと伝えられています。後に、南朝の忠臣であった備後三郎三宅高徳が移り住んで大神を崇敬したことから三宅八幡宮と呼ばれるようになりました。
 鳩が守り神とされている三宅八幡宮には狛犬ではなく“狛鳩”がいます。境内には鳩がいっぱい。大切にされています。

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