京都総評(岩橋祐治議長)と京都府農協労連(西山良男委員長)は16日、京都農協不当労働行為事件の中労委命令報告集会を開催しました。福知山市の会場には農協労連のほか、京都総評傘下の単産と地域協議会などから30数名が参加。全農協労連本部の国分博文委員長、岩橋京都総評議長が激励あいさつを行い、弁護団から岩佐英夫弁護士が命令の特徴を報告しました。
 命令は、農協の再審査申立を棄却し、労組側全面勝利となりました。初審の京都府労働委員会命令を完全に維持。初審命令より厳しく中川泰宏氏の不当労働行為を認定。農協側が持ち出した「組合員大会」での「解散決議」などは無効と一蹴し、京都農協労組の適格性も石岡委員長の代表権も明確に認定しました。少数でも頑張ったこと、京都総評と全農協労連の全面的な支援が勝利の要因と述べています。
 最後に登壇した石岡京都農協労組委員長は、「支援に感謝し、皆さんの励ましを力に農協らしい職場を取りもどすためにたたかっていく」と決意を述べ、大きな拍手を受けていました。
 京都農協(会長:中川泰宏氏、衆議院議員)は6日、命令を不服として東京地裁へ提訴しています。(濱見)