日本共産党の志位和夫委員長が同党の経済改革を語り、京都の経済人と意見交換する講演・懇談会「志位和夫が語る日本経済改革」(日本共産党京都府委員会主催)が7日、京都市上京区の西陣織会館で開かれ、中小企業経営者や金融機関関係者、行政の経済部局担当者など250人が参加しました。
 冒頭、西陣織工業組合の山崎清一郎副理事長が、渡邉隆夫理事長のメッセージを紹介しました。
 志位氏は約1時間の講演で、急激な日本経済の落ち込み原因と日本共産党が目指す「ルールなき資本主義」からの転換について、○人間らしい雇用の確立○外需頼みから内需主導に○中小企業、農業の役割▽投機市場からの脱却―などの柱で詳しく解明。企業の健全な発展のためにもルールが必要とのべ、「まずは資本主義の枠内で『ルールある経済社会』へつくりかえていくことをご一緒に考えましょう」と訴えました。
 懇談では、地元西陣の織物業者やタクシー会社社長らが質問・発言し、志位氏やこくた恵二衆院議員が答えました。
 最後に、志位氏は渡邉理事長の求めで、「虚業から実業が栄える日本へ」と揮ごうしたことを紹介し、「ものづくりを忘れ、虚業に走ることがどれだけ危険かはアメリカを見れば分かります。地に足つけた実業で頑張る中小企業を応援する、ものづくりを大切にする政治をつくるために頑張りたい」と締めくくりました。
(講演・懇談会の詳細は、「週刊しんぶん京都民報」3月15日付に掲載します)