舞鶴市の「市民病院問題と地域医療を考える市民の会」(略称「医療の会」)は2月25日、同市の西舞鶴総合会館で学習・報告会を開きました。経営再建中の同病院と市内の公的3病院の再編問題で、具体的な計画を検討する市公的病院再編推進委員会が設置され、再編に向けて動き出したことを受けてひらかれたもの。
 記念講演した京都橘大学の高山一夫准教授は、構造改革路線の推進により社会保障の市場化、公的病院の民営化が推進されている現状を批判し、「住民の暮らしに不可欠な地域医療や病院再編問題を通じて地域のあり方を考えることが大事だ」と強調しました。
 同会は、06年9月の地域医療実態調査に続く2回目の調査の実施と住民のニーズにあった地域医療の再建に向け、運動を広げることを呼びかけました。