京都市左京区の賀茂川左岸にある府立植物園の日本の森には2カ所の梅林地域があり、開園当初から植えられた古木とその後植栽された梅など60品種150本の梅が12月から3月末まで順番に咲きます。2月中旬から3月にかけてが一番の見ごろで、優雅な香りを園内に漂わせ大勢の来園者を楽しませています。八重寒梅、玉牡丹、玉光枝垂や楊貴妃などは満開で月宮殿、八重茶青、白加賀や内裏などはつぼみでこれからです。
 春の日差しがいっぱいの15日、地元北区から来園した夫婦は「いつも二人で賀茂川と植物園を散歩で通らせていただいてます。満開もいいですが、満開の梅やつぼみなど混じっている時の梅林もいいもんですよ」と笑顔で話します。(仲野良典)