京都府下の地区労・地労協が29日に取り組んだ「派遣切り・雇い止めを許すな!」「生活と雇用・営業の危機突破をめざす」緊急統一行動で、伏見地区労の加盟労組は、早朝から夕方にかけて出勤、仕事帰りの労働者に向けて私鉄・地下鉄の主要な9駅で宣伝しました。
 東大手筋商店街の京阪桃山駅頭を受け持ったのは、京建労、年金者組合、鳥羽クリニック労組、伏見ふれあいユニオンなど。帰宅途上の労働者や買い物客に京都総評の新しいざん新的なリーフを配布するとともに、ハンドマイクを使って▽「派遣切り」「雇い止め」をただちに止め、働く者の雇用や仕事、人間らしい暮らしに大企業自らが社会的責任を持つこと▽国や京都府、京都市に対しても貧困、格差をなくすよう要請、要求に取り組んでいることをアピール。また、「業種や職種、非正規、正規雇用など違っていてもだれでも一人で入れる組合「伏見ふれあいユニオン」に加入し交流を深め、雇用と暮らしを守りましょう」と呼びかけました。
 演説に聞き入る人や相談する人、またアルバイトの大学生もリーフ配布に参加する姿も見られました。
 京都府下ではロームが750人、村田機械400人、長田野でも300人の「派遣切り」「雇い止め」が行われており、労働者や国民の反撃が燎原(りょうげん)の火のように広がりつつあります。(仲野良典)