京田辺市で22日、日本共産党の市議会・府議会報告懇談会が開かれ約20人が参加しました。
 最初に塩貝建夫京田辺市議が、京田辺市の12月議会について、4人の党議員団の一般質問などで取り上げた内容の報告とともに、深刻になる雇用、不況対策で、市の正職員の追加募集では事務職若干名の募集に東京都から福岡県まで12都府県から350人以上の応募があったことや、市が市内の500~600の事業所にアンケートを送り実態調査に踏み出したことなどを紹介しました。続いて前窪府会議員が12月府議会での党府議団の取り組みや成果について報告しました。
 参加者との懇談では、「息子がリストラにあって大変だと知人から相談の電話があった。共産党にも力になってほしいがどうしたらよいか」、「年末に65歳になり、府の老人医療費助成のおかげで医療費が1割負担になった。持病もありすごく助かったがこの制度はずっと続いていくのか」など暮らしにかかわる切実な声が出されました。
 また「水道料金の問題では京田辺市でも大山崎町と同じように府から必要以上に水を買っていると聞いた。どういうことか」、「学校では教員の過密勤務が問題になっている。共産党議員の一般質問に対し実態調査を行なうと市が表明したが、今度、10年ぶりくらいに勤務時間の調査をすることになり、学校で話題になっている」などの発言がありました。
 また小学校給食の民営化計画について、水野恭子市議が特別報告を行ない、参加者から「うちの孫は小学校へ行く前は、家で作るカレーは嫌いと言っていたのが、学校給食のカレーは食べるようになり、小学校のカレーは好きと言い出した。小学校の栄養士は、給食で作っているカレーはルーから手作りしているのでちょっと家では作れないと思います、と話されていた。献立は本当に充実している。こういう素晴らしい給食が民営化されてもできるのか、市が責任をもって守ってほしい。中学校給食もぜひやってほしい」という発言がされました。
 懇談の最後には途中から駆けつけた浜田よしゆき党6区国政委員長があいさつし、この間の雇用、不況対策での取り組みと合わせて、「今年は介護保険制度や障害者自立支援法の見直しの年。また後期高齢者医療制度をやめさせるためにも総選挙でがんばりたい」と決意を述べました。(青木綱次郎)