宇治久御山革新懇(永良系二代表)の「新春のつどい」が17日、宇治市職員会館で行われ、30人が参加しました。
 つどいでは、大阪経済大学教授で労働者派遣問題の第一人者の大橋範雄さんが、日本の派遣労働と派遣法の問題点と解決の道筋を詳しく話し、話題提供しました。大橋氏は派遣元と労働者の間に労働契約があるので、派遣元と派遣先の企業同士の派遣契約を解除したとしても、派遣元が雇用者として労働者に契約を履行すべきだと主張。また、派遣元が雇用責任を果たさないのなら、派遣先が擬制労働関係(みなし雇用)として、雇用すべきだと述べ、派遣労働者と正規従業員との間の均等待遇原則の適用を強調しました。
 参加者からは、目から鱗(うろこ)が落ちる明快な話に、「よい話だった。こんなつどいならば、また参加したい」などと感想が寄せられていました。
 二部の懇親会は、志岐常正京大名誉教授の乾杯で始まり、参加者一同、交流を深めました。(水谷修)