忠臣蔵にちなんだ義士祭りが14日、大石内蔵助のゆかりの地、山科区で行われました。この日は、1702年(元禄15)に大石が、主君浅野内匠頭の仇である吉良上野介の屋敷に討ち入りした日。祭りは討ち入りを決意する間、京都・山科に隠せいした史実にちなみ、大石をしのんで1974年から始められたもので、討ち入り装束に身を固めた47人の義士隊、幼稚園児による子ども義士隊、婦人舞踏列など約245人が、10時過ぎに毘沙門堂を出発し、大石神社まで行進しました。
 子ども義士たちは、「おー!おー!」と元気いっぱいのかけ声でお祭りを盛り上げ、沿道からは「かわいい!」という声が聞こえました。
 山科義士祭実行委員会の澤田清一さんは、「この祭りに携わって20年。赤穂浪士史実の伝承はもちろん、地域の振興・交流も大切にしていきたい」と話していました。