19年ぶりに京都総評推薦で京都労働委員会の労働者委員に任命された、京都総評の吉岡勝事務局次長を励ますつどいが9日、京都市上京区内のホテルで開かれました。
 京都総評の岩橋祐治議長は、19年間京都総評を排除した労働者委員の選任が行われる中、任命を求めたたかってきた経過を語り、「吉岡さんの選任で、労働者のためにたたかってきた京都総評の運動や組織を無視することは出来ないことを証明した。大量解雇が行われる情勢の中、労働者が人間らしく働くことができるよう、ともに努力していきたい」とあいさつしました。
 吉岡事務局長は「さっそく、あっせんや不当労働行為などの問題を担当しています。労働者の権利を守るために頑張っていきたい」と決意を語りました。
 中村和雄弁護士が、これまでの労働者委員の不当任命取り消し訴訟などのたたかいの到達点と課題について報告し、京都府立大学の中島正雄教授が「労働委員会制度の意義と労働者委員の果たす役割」と題して講演しました。