演劇愛好家でつくる日本共産党後援会は11月16日、秋のレクレーションとして、錦秋の津山と日本共産党創立に尽力し、綱領作成草案を担当した片山潜記念館を巡るバスツアーを行い、25人が参加しました。
 片山潜の記念館では、現地の河原文明・日本共産党久米南町町議が解説。河原氏は、代々庄屋だった生家は父が離婚して僧侶になったため、祖父の家で母に育てられたことや幼少の頃から学ぶことが好きで、独学で21歳で岡山師範に入学したことなどを紹介しました。記念館には片山潜が小学生時代に使用していた硯や、卒業証書や写真など数々の著作とともに展示してありました。蟹工船ブームの影響か、全国から訪れる人が増えているそうです。午後は、津山城と衆楽園(二代藩主が京都から庭師を招いて仙洞御所を模して作庭した)を見学。津山城は、かつて五層の天守閣がそびえる西日本一の名城で、4万坪に及ぶ敷地と巨大な石垣郡からは当時の面影が偲ばれました。楓や銀杏などの落葉樹が見ごろで、紅色や黄色に染まる城内は私たちを幻想の世界に導き、心がなごむひとときでした。
 参加者は、レンタル自転車で寅さんのロケ地めぐりや、武家屋敷、出雲街道などを回ったり、旧街道にある瀟洒(しょうしゃ)な喫茶店で楽しんだ人、静かな街道を歩きながら友人と語り合った人など思い思いに津山の城下町を楽しみました。帰りのバスでは、会話も弾み、家族のように打ち解けて大いに盛り上がりました。そして、総選挙では、一区必勝区こくた勝利と比例区の前進を誓いました。今回のツアー参加者の中から7人が後援会に入会しました。(来住徳郎)