京都市教委が東山区の7つの小中学校を統廃合して、1つの小・中一貫校建設を計画している問題で「東山の学校統廃合を考える会」は7日、同区で新校舎の設計図の問題点について学ぶ教育懇談会を開き、新校舎が地下2階に体育館を設ける危険性が指摘されました。
 住居学専門の室崎生子さん(元平安女学院大学教授)が、地下の体育館が、火災にあった場合、すぐに避難できず危険であり、建築費用も多額になるとのべ、「その費用を子どもや地域のためにまわすべきではないか」と提案しました。
 参加者からは、「きれいな校舎になるなら良いという意見に流されている感じがする。危険性などを知らせ議論することが必要ではないか」「統廃合や一貫校建設が地元住民に説明されていないのは問題」などの意見が出されました。