青蓮院門跡は、古くは天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡のひとつとしてしられ、現在は天台宗の京都にある五つの門跡寺院のひとつに数えられています。天台宗を開くにあたって最澄が山上につくった幾つかの住坊のひとつ、青蓮坊が起源となって青蓮院が建てられました。青蓮院門跡は日本で唯一熾盛光如来を本尊としてまつる寺で、2メートル四方の掛け軸に「熾盛光如来曼荼羅」が描かれ、厨子に掛けられています。
 庭園のモミジは今が見ごろ。拝観の際には、まず殿舎内から庭を眺めそのあと庭を散策します。建物の中から庭を見た後に、実際に歩いて見ると、同じ景色でもまた雰囲気が変わって、美しい庭の風情を2度楽しむことができます。
 現在、夜の特別拝観が行われており、熾盛光如来を表す光で、美しくモミジがライトアップされています。このライトアップには、見る人ひとりひとりの光が本尊の功力によって世の中を明るく照らしてもらいたいという願いも込められているそうです。

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紅葉スポットDATA
  • 住所:京都市東山区粟田口三条坊町69-1
    TEL075・561・2345
  • 交通:市バス「神宮道」下車徒歩3分、または地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩5分
  • 拝観時間:9:00~17:00
  • 拝観料:500円
  • 【秋のライトアップ】11/1(土)~12/7(日) 18:00~22:00(21:30受付終了) 拝観料大人800円、小人400円
  • 紅葉状況:
  • 紅葉樹:カエデ