介護保険の改善を願う関係者のつどいが23日、同志社大学新町校舎で開催され、介護労働者・ヘルパー、ケアマネ、施設経営者、介護家族や介護施設入居者など230人が集いました。主催は、同実行委員会。
 記念講演はノンフィクション作家で厚生労働省社会保障審議会介護給付費分科会の委員でもある沖藤典子さんが「ピンチはチャンスだ!夢と希望にあふれる福祉社会の実現を」と題して話され、「介護労働者の低い賃金では将来への希望、誇り、プライドが保てない」と強調しました。厚労省の審議会での生々しい論議のことも紹介しながら、「1生活できる賃金を保障し人材難の解決、2ヘルパーの生活援助を削ってはならない、3介護・福祉予算を削ってはならない」と強調されました。
 実態告発のリレートークでは、介護保険に携わるヘルパー、介護労働者、ケアマネ、施設長、認知症家族の会などそれぞれの立場からの実態と要求を交流しました。
 つどい終了後、京都市役所まで「介護保険を抜本的に改善せよ」と市民に訴えながらデモ行進をしました。(西浦)