戦争と混乱が続くバグダッドに留まり、絵画を描き続けるカーシム・サブティー氏を招いた展覧会「『絶望』から『希望』へ不死鳥の物語」が27日から、妙心寺春光院(京都市右京区)で開催されます。主催は、NPO法人ピースオン京都事務局。
 サブティー氏は1953年生まれで、イラク造形芸術家協会副会長を務める、現代イラク芸術を代表する1人。多くの芸術家が戦火からイラク国外へ逃れる中、バグダッドで、戦禍にみまわれた本を使ってコラージュ作品を創り続ける、気骨の人です。作品には、「アートは光の未来、ひとつのイラクのために」とのメッセージが込められています。
 12月7日まで。開場は平日午後12時~午後5時30分。土日午前10時~午後5時30分。観覧料200円。
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 サブティー氏のギャラリートークが29日午後2時30分から開催。 講演と対談(サブティー氏と岡真理・京都大学准教授)が30日午後12時30分から、立命館大学国際平和ミュージアム(京都市北区)で行われます。
 問い合わせ先、TEL090・2044・4544(同事務局・水野)。