「あなたもこの舞台に立ってみませんか」と呼びかけた「ミュージック・ピース・in 伏見」が8日、伏見区の京都市呉竹文化ホールで開催されました。伏見ふれあいユニオンや伏見地区労加盟労組、伏見の新婦人、民商、などで結成する実行委員会の主催。呼びかけに応えて、合唱、ヴァイオリン独奏、ピアノ弾き語り、ロック、ポップ、フォークから民謡舞踊などのジャンルから17組が出演し、500人を超える人が訪れました。
 開会挨拶で実行委員長の飯田昌深さんは「昨年までの伏見平和まつりを引き継ぎ、新しい試みとしてステージでの音楽部門を発展させた企画です。労働組合は労働条件引き上げだけでなく住民の皆さんの要望にこたえていくことも課題としていきたい」とあいさつしました。
 出演の「友芽(Jポップ)」は社会福祉を学ぶ大学生のグループ。「友芽」は「友だちの芽、出会いの芽という意味。だれでもが、生き生きと輝ける社会になりますように」と美しい歌声を披露。
 「青年ロック隊(ダンス)」は、来年秋に京都で行われる全国うたごえ祭典でぜひロックソーラン節を踊り盛り上げたいと元気いっぱい踊りました。
 夫婦の「ぽんず(Jポップ)」は、ギターとピアノでオリジナル曲を披露。結成28年目で「うたごえは平和の力」をモットーに活躍している京都府庁「あじさいコーラス」は、純白のお揃いドレスで美しい合唱を会場に響かせました。
 実行委員会がノミネートした東本願寺僧侶の鈴木君代さんは「いのちの花を咲かせよう」「お坊さんにあこがれて…」などの曲を絶妙に歌い上げました。
 参加者は「夫婦のぽんずさんは幸せそう」「民謡舞踊の中村さんは75歳と思えない機敏な動きでびっくり」などと好評でした。
 7月から準備してきた実行委員会の香川裕一事務局長は「がんばってきてよかった。うれしくて胸が躍っています」と話していました。(仲野良典)