第27回全国スポーツ祭典陸上競技会が9日、右京区の京都市西京極総合運動公園陸上競技場で行われました。「スポーツの未来を拓くフェアプレー」をスローガンに全国各地から予選会を経て出場申込した選手は685人(延べ893)を数え、これまでの最多の参加となりました。
 京都市での開催は、41年ぶり。初めて京都陸協の全面的後援の下、日本陸連公認大会として開催された本大会は、全国大会らしいハイレベルなアスリートと初心者が共に交流し、競い合うスポーツ連盟らしいアットホームな競技大会となりました。
 大会では、気温が14度と低く記録の出にくい気象条件下にもかかわらず、熱気溢れる競技が随所に展開され、大会新記録が9種目で生まれました。また、自己新記録を出した選手も多く、いずれも大変満足の行く大会だったようで、成功裡に閉会しました。新記録は次の通り。(荘司浩)
・一般男子10000メートル 22年ぶり 牧野 冴望(東京) 30分09秒42
・一般男子4×100メートルリレー 6年ぶり 国士舘大 41秒74
・一般男子走高跳 16年ぶり 露木 諒(東京) 205センチ
・壮年男子100メートル 2年ぶり 須川 好教(京都野田川ク) 11秒49
・壮年男子5000メートル 28年ぶり 喜多村 和弘(京都) 15分49秒17
・中学男子100メートル 6年ぶり 藤原 開(京都) 11秒71 中学男子100メートルは1~3位までコミネクラブ(京都)が独占。
・中学男子砲丸投 2年ぶり 木谷航(京都:立命館中) 11メートル66センチ、大倉渉太郎(京都:花園中) 11メートル60センチ
・女子一般4×100メートルリレー 22年ぶり 早大同好会A 50秒11
・中学女子1500メートル 4年ぶり 上中 莉緒(埼玉) 4分55秒53、大田 唯(京都:立命館中) 4分57秒45、喜多尾 麻未(京都二条中) 5分04秒40