1255(建長7)年に完成した東福寺。名前は奈良の東大寺の「東」と興福寺の「福」をとったのだとか。摂政関白・九条道家の造営による京都最大の大伽藍で、仏殿には高さ15メートルの大仏立像が安置されています。
 境内にある通天橋からの眺める紅葉は絶景といわれ、「通天もみじ」と呼ばれています。その絶景も、今はまだ拝めません。秋晴れの太陽に青く輝く木々を両脇に眺めながら、しずかに朝の通天橋を歩くのもいいでしょう。

 31日~11月9日まで行われる特別拝観では、国宝・山門の極彩画などを見ることができます。東福寺山門は、現存する山門 (国宝) では、日本最古で最大級。天井には極楽に住むといわれる半人半鳥「迦陵頻迦(かりょうびんが)」が描かれ、仏教の説く理想世界を現しています。絵は当代一といわれた画僧・明兆のものと伝わります。

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紅葉スポットDATA
  • 住所:京都市東山区本町15丁目778
    TEL075・561・0087
  • 交通:JR奈良線「東福寺」下車徒歩5分
  • 拝観時間:9:00~15:30(16:00閉門)、11月8:30~16:00(16:30閉門)
  • 拝観料:通天橋400円、方丈庭園400円
  • 【看楓特別拝観】11/1(土)~12/7(日) 8:30~16:00(受付終了)
    通天橋・普門院庭園、方丈庭園、国宝 龍吟庵方丈(重森三玲作)庭園
    【秋期京都非公開文化財特別拝観】10/31(金)~11/9(日)
    国宝三門二層内陣、釈迦如来坐像、十六羅漢像
  • 紅葉状況:
  • 紅葉樹:カエデ
  • http://www.tofukuji.jp/index2.html