退蔵院 妙心寺の塔頭のひとつ退蔵院は、1404年(応永11年)に波多野出雲守重通が建立したもので、40余りある塔頭のなかでも屈指の古刹と言われています。応仁の乱によって妙心寺とともに消失してしまいましたが、亀年禅師によって再建されました。
 退蔵院の中には多くのモミジが植えられていましたが、まだまだ青葉が目立ちます。11月1日(土)~12月7日(日)の期間は、精進料理を食べながら紅葉で色づく名庭・余香苑を楽しむ「観楓会」が開催されます。上記期間中は17時半~20時半まで庭がライトアップされ幻想的な世界を望むことができます。尚、「観楓会」は事前の申し込みが必要ですので、退蔵院ホームページイベント情報よりお申し込みください。
 また、11月3、4日の2日間、妙心寺本坊の重要文化財・大方丈で行われる寺宝の曝涼展(虫干し)が一般公開されます。国宝の大燈国師墨蹟「関山」「印可状」や、重文「十六羅漢図」など、普段は公開されていない秘蔵の文化財約100点が特別公開されますので、この機会にぜひ足を運んでみては。

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退蔵院
退蔵院
退蔵院
退蔵院
紅葉スポットDATA
  • 住所:京都市右京区花園妙心寺町35
    TEL075・463・2855
  • 交通:JR山陰本線(嵯峨野線)「花園」下車徒歩10分
  • 拝観時間:9:00~17:00
  • 拝観料:500円
  • 【曝涼展】11/3(月・祝)、4(火) 09:00~15:30 拝観料500円+志納金1000円(茶菓付き)
  • 紅葉状況:
  • 紅葉樹:カエデ
  • 妙心寺退蔵院:http://www.taizoin.com/main.html
  • 大本山妙心寺:http://www.myoshinji.or.jp/index.html