元横綱若乃花がプロデュースし、同氏の顔写真の看板が掲げられている飲食店「Chanko Dining 若」(ちゃんこダイニング わか)京都四条店などで働く労働組合員ら6人が7日、同店を経営する株式会社「ディバイスリレーションズ」を相手取り、未払い残業代の支払いなどを求める訴訟を京都地方裁判所に起こしました。
 訴えたのは「Chanko Dining 若」京都四条店、同ヨドバシ梅田店、飲食店「魚群探知機」西梅田店で働く20~30代の若者たち。入社してからの未払い残業代、総額約1800万円を求めています。
 同社は調理師などの社員に長時間労働を強いながら、8時間を越えての残業代を一切支給せず、社員6人は今年7月、 サービス残業代の支払いなどを求めて「全労連全国一般労働組合・京都 ディバイス分会(岡本泰博分会長)」を結成。組合は団体交渉を行ってきましたが、改善されなかったため、提訴に至りました。
 同労組の岡本分会長(31)は、「月300時間働くことがあっても残業代は出ませんでした。長時間のサービス残業のため、たくさんの社員が辞めています。会社はちゃんと残業代を払ってほしい」と訴えました。