民青同盟京都府委員会は2日、昨年秋から今月まで京都府内の若者ら約1000人から雇用の実態調査をした、「第二次雇用実態アンケート」黒書を発表しました。
 黒書には、「1日12時間労働のタクシー会社で働き、体がボロボロになった(20代、女性)」、「保育士だがアルバイトで働き、給料が安すぎる。生活できないので、他のアルバイトもしている(20代、男性)」、「愛知県の工場で住み込みで働かせられたが、給料が支払われなかった。逃げるように京都に帰ってきた(36歳、男性)」などの深刻な実態が紹介されています。
 同委員会の中川葵府常任委員は、「正規も非正規もひどい働かせ方が常態化している。こうした中、派遣で働く青年が、私たちと出会い、いっしょにアンケートを集めるなど、立ち上がる青年も生まれています。5日に東京で行われる青年大集会を成功させ、解散総選挙を雇用問題を争点にたたかいたい」と述べました。