貧困撲滅と生活保護基準引き下げ阻止を求める「反―貧困2008全国キャラバン」(主催・生活保護問題対策全国会議)が29日、京都入り。同日夜、京都市中京区のラボール京都で京都集会が行われ、府民ら約260人が参加しました。
 キャラバンは7月から全国各地で宣伝や自治体要請、集会などに取り組み、19日に東京・明治公園で開かれる「世直しイッキ大集会」(主催・反貧困ネットワーク)に到着します。
 NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長の湯浅誠氏(反貧困ネットワーク事務局長)が基調講演。湯浅氏は、「貧困は、公的福祉や教育課程、企業福祉などから排除された結果、お金や自分を支える人間関係など生きるために必要な『溜め』が失われている状態。セーフティネットを補強することで、日本社会の形を変えていかないといけない」と強調しました。