産直&エコフェスタ2008 新日本婦人の会京都府本部(森下総子会長)は26日、京都市下京区のひと・まち交流館京都で、「産直&エコフェスタ2008」を開き、会場いっぱいの330人が参加しました。
 主催者あいさつで森下会長は、「汚染米」問題で近畿農政局と市教委に申し入れたことを報告。「安心・安全な食べ物は日本の大地から、そして身近なエコとして、今年18年目を迎えた産直運動をさらに広げたい」と話しました。
 食育・料理研究家の坂本廣子さんが、「食べることは生きる力『食楽』のすすめ」と題して講演。「食育」とは、“野菜を食べる子はいい子、甘いものを食べるのは悪い子”などと、ある価値観に従わせることではなく、食の実体験を通して、文化を伝え、自分で判断する力をつけさせることだと強調しました。
 また、「汚染米」食用転売問題について、「米粉の6000トンに比べ、年間77万トンも工業用のりに使われるはずはない。おかしいと思ってきた」と述べ、ミニマムアクセス米の輸入が諸悪の根源にあると訴えました。
 身近な家庭の「エコ(環境に優しい)」をアピールした企画では、食材で作る排水口のヌメリ取り剤やネクタイのリサイクル小物などが展示されました。(「身近な家庭での『エコ』企画」は、週刊しんぶん「京都民報」で紹介予定)