「宇治小『小中一貫校』を考える会」は23日、東宇治コミセンで「宇治小校区地域懇談会」を開き、保護者、地域住民、教職員ら40人が参加。宇治市が進める小中一貫校計画に反対する声が多数出ました。
 同計画は、1年前には「宇治小の早期建て替え」を望む要求だったものを市が変質したもの。
 宇治小の教師は、一貫校が計画される同小学校の敷地面積が、宇治市内で一番狭い槙島中学校(生徒総数330人)より2000平方メートルも狭い2万1000平方メートルしかないことを資料で示し、「市の4年後の推計では生徒数が1097人の一貫校になる予定。計画を白紙に戻し、宇治小の建て替え、中学校を新たに建設する計画に変更すべきという声をあげよう」と話しました。
 保護者からは、「今の敷地でクラブ活動をするのは無理では」、「小中一貫校計画には、保護者の意見が反映されていない」、「子どもがのびのび活動できる空間がない。保護者が声を挙げなくては大変なことになる」などの意見が出されました。(田中正浩)