農薬汚染米の問題で、京都市教育委員会は18日、接着剤製造会社「浅井」(名古屋市)が不正に転売した「もち米」が、市立中学校の給食に出された赤飯に混入していたと発表しました。学校給食に汚染米が使われたことが判明したのは全国で初めてです。
 市教委によると、汚染米が使われたのは4月16日の給食で、市教委が委託している南区の「ファーストフーズ」が調理したもの。47校5254人に出されました。
 市教委は、「汚染米の混入は1人あたり2.3グラム程度と極めて微量であり、また残留農薬メタミドホスの濃度は最大0.05ppm以下であることが確認されており、健康被害の恐れはない」としています。