米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の農薬汚染米転売問題で、京都市は12日、同社が販売し、市内の保育園と介護老人保健施設の計2カ所に給食用として納入された中国産もち米の在庫から、食品衛生法が定める基準値(0・01ppm)の2倍にあたる0・02ppmの有機リン系農薬・メタミドホスが検出されたと発表しました。
 検査は、市衛生公害研究所が行ったもので、汚染米が納入された市内10施設のうち、3施設に残っていたもち米を調べたところ、上賀茂保育園(北区)と介護老人保健施設「洛和ヴィライリオス」(中京区)から検出されました。
 同社が食用として流通させていた汚染米から、基準値を超える農薬成分が検出されたのは初めてです。