芸術都市パリの100年展 京都市とパリ市の姉妹都市提携50年を記念する「芸術都市パリの100年展」が13日から、京都市美術館(京都市左京区)で開催されます。
 パリが近代都市に変貌していく1830年から1930年の100年間に焦点をあて、ルーヴル、オルセー、ロダン、マルローなど、フランス国内15の美術館所蔵の油彩、彫刻、素描、写真など140点の秀作が展示されます。パリの美術館めぐりをするようです。
 一番の見どころは、ルノワール、セザンヌ、ユトリロ、モローといった大家の絵画の数々。中でも、見落としてならないのが、憂いに満ちた眼差しとポーズに白い肌が印象的なルノワールの「ニニ・ロペスの肖像」とセザンヌの「聖アントワーヌの誘惑」。いずれも日本初公開です。
 このほか、“フランス近代彫刻の三大巨匠”、ロダン、ブールデル、マイヨールの作品が一堂に並べられています。
 11月3日まで。一般1300円。