京都市つづり方の会(宮田稔会長)は30日、京都市左京区の京都教育文化センターで「第33回生活綴方夏期講座」を開き、約30人が講演や朗読に聞き入りました。
 京都民報8面で「未開紅」を連載中の詩人、ひらのりょうこさんが「わたしの詩」と題して講演・朗読。自分の育てられ方や子育ての仕方、子どもにとってのつづり方の役割について話し、「一人ひとりの人間をジャッジせず、いかに子どもの人権を守れるか。それを日常でどれだけやれるか」と問いかけ、子どもたちが書いた詩を朗読しました。
 また、戦争で父親を亡くしたことなどを語り、随筆家の岡部伊都子さん(故)のことを詠んだ詩や「ほほえむゴリラ」などを朗読しました。
 参加者からは「私も子どもの頃、ひらのさんに賞をもらいました。メダルもとってあります」との発言もありました。
 宮田会長があいさつし、小松伸二研究部長が基調報告しました。
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 午後1時半から午後5時まで、小学校低・中・高学年向きのつづり方入門講座を開いています。参加費2000円。問い合わせはTEL882・7237(宮田)/711・1514(小松)まで。