京都府・京都市両教委が27日公表した2009年度の公立高入試の募集定員について、「京都の定時制・通信制教育を守る連絡会」は29日、緊急声明を発表し、京都市内夜間定時制の募集定員が増やされなかったことに、「きわめて残念」との見解を示しました。
 同連絡会は、2009年度の同定時制の募集定員増を求めて請願署名に取り組み、26日までに7000人分を超える署名を府教委に提出しています。
 見解は、「多くの(府民の)願いを聞くことなく、募集定員が増やされなかったことは、きわめて残念なこと」と表明。「全日制の収容率を若干上げても、来年度の入試で多数の定時制不合格者が出ないという保障はない」と指摘し、高校教育を受ける最後の機会を保障するためにも、定時制高校の募集定員を増やすことを要求し、引き続き、その実現にむけ取り組むとしています。