「向日市憲法九条を守る向陽ネット」は9日午前10時から、向日市民会館で「平和を語る朝涼み会」を行いました。参加者が戦争体験や平和への思いを静かに語りました。
 70代の男性は神戸の家が空襲で焼かれ、仲良くしていた隣の人が3人亡くなったことや淡路島で40人で集団生活し苦労したことなど涙ながらに語られました。
 また、生徒といっしょに下見に行き、資料を作り現地での平和学習の経験を語られた60代の元高校教師、原水禁大会で背中のケロイドを見せ原爆の酷さを語った僧侶に感動し、平和運動を一貫して進めてきた元高校校長らは平和教育の大切さを強調しました。
 60代の女性は「みんなかけがえのない体験を持っているのだからそれを掘り起し、平和のつながりをつくっていこう」と呼びかけました。
 朝の涼しい中、平和・九条への熱い想いを語った2時間でした。(新堀悟史)