涼やかな青の染付磁器の展覧会が上京区の茶道資料館で9月15日まで開かれています。
 染付は13世紀の中国の元時代に始まり、日本へは17世紀に伝来。古染付、祥瑞(しょんずい)、呉須(ごす)とも言われます。古染付は17世紀の明末清初ごろの作品でくっきりした藍色が見られます(写真=古染付竹文水指)。祥瑞は瑞々しく明るい青で細かい文様が多く、呉須は黒っぽい青が特徴といわれます。
 展示では、中国で作られた染付磁器が、日本人が発注した時代を経て、日本で作られるまでの歴史を辿っており、計74点が並べられています。
 入館料は500円(お茶・菓子付)。展示期間中、茶道体験コーナーが設けられ、自分で抹茶を点てることができます(要予約、入館料のみ)。問い合わせ先は裏千家センターTEL075・431・6474。http://www.urasenke.or.jp