父の遺志を継ぎこれからも書きたい 遺族が語る戦争体験(3) 遺族が語る戦争体験
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父の遺志を継ぎこれからも書きたい 遺族が語る戦争体験(3)
戦没者遺族の会は「第28回平和のための京都の戦争展」の文化企画として7日、「遺族が語る戦争体験――その時家族は、その後私は」を開き約40人が参加しました。
宇治市に住む鶴岡貞子さんの発言の要旨を紹介します。
◇
父は昭和13年に出征しました。篠山連隊(兵庫県)に配属され、その年の10月に大連、22日に広州へ馬と一緒に行きました。泥沼状態の戦況のなかで、人間より馬が大事にされていたようです。
母は父の最期の言葉を「上官は天皇陛下万歳と言っていた」と話していました。しかし中国南部で父の最期を看取った軍医が同郷の叔父だったことを知り、父は死ぬ間際に「僕はこの土を這ってでも国へ帰りたい。乳飲み子や年寄りはどないするんや」と言ったことを聞きました。父は死ぬ間際まで、当時乳飲み子だった私の心配をしていて、生きて帰ることを望んでいたのです。
今でも父の遺骨が帰ってきたときのことがフラッシュバックします。土間で火をたいていたのが熱く、祖母が悲しみのあまり私をきつく私を抱きしめるので苦しかったことです。あの時、私は初めて女の悲しみに触れたのだと思います。
私はものを書く仕事をしていて、自叙伝や戦争体験された方などを取材して書いてきました。これからも、悲しみを怒りに変えて平和のために書くことが父の遺志を継ぐことだと思います。
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