戦争の歴史や悲惨さをこどもたちに伝え、平和について考える「こどもたちのピースフェスタ2008」が6日、京都市右京区のふれあい文化会館で開かれ、110人が参加しました。
 「新ふじん右京」(新日本婦人の会右京支部)の主催で、今年で4回目。
 原爆の犠牲となった少女たちと残された親たちの悲しみをアニメとドキュメンタリーでえがいた「夏服の少女達―ヒロシマ・昭和20年8月6日―」の上映の後、小学生8人が、当時の子どもたちが書いた原爆詩を朗読しました。
 また、京都一受けたい授業「放射能と原子力」と題して、山崎敏昭高校教諭が講演しました。放射線を大量に浴びたり、体内に取り込むことは危険と強調し、被爆直後、救援活動をして体内に吸い込んだ人も被爆者だと話しました。また、ウランや原爆の爆発の仕組みなどについて解説しました。
 原爆詩を朗読した石田和樹くん(6年)は、「たくさんの人が死んでかわいそうに思った」、安田紗希さん(5年)は、「原爆や人を殺す道具はいらないと思う。地球上から戦争はなくなってほしい」と話していました。