後継者を育てよう 祇園祭を取材して(2)
記者メモ・ここだけの話
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後継者を育てよう 祇園祭を取材して(2)
山鉾町会所での粽(ちまき)やお守りの準備、山鉾建、囃子方(はやしかた)などの取材で共通していたのは、後継者を育てようという思いと取り組みです。保昌山保存会の出島昭男会長は、担い手を育てるため、マンションに住む人にも町内会に入ってもらい、祭に力を貸してもらっています。出島さんは「1000年以上続いた伝統を継承するために、町内に住む多くの人に参加を呼びかけています」と言います。
菊水鉾の囃子方は、昭和28年から続けている方々が小学生、中学生、高校生のメンバーを指導します。桜木禎夫囃し方総括(63)は、「子どもが遊びやと思って来ても囃子方は続かへん。まじめに取り組んでいても大学進学で他都道府県に行ったり、就職して練習に来られなくなることが多い」と話します。桜木さんは、町内会役員や囃子方の子どもを紹介してもらい、お囃子練習への参加を呼びかけています。
綾傘鉾の大嶋博規会長(52)は、「どこの山鉾町も人的・経済的に厳しくなっているんじゃないでしょうか。閉鎖的でなく(町内の)外から力を借りて、みんなで継承し続けていきたい」と言います。
綾傘鉾では壬生六斎念仏講中や佛教大学の学生約200人の協力を得て、綾傘鉾保存会の活動を運営しています。
祇園祭の山鉾行事がユネスコの無形文化遺産候補に挙がり世界的に注目度が高まっている中、祇園祭がどのように伝統が継承され、運営していくかが今後の課題です。様々な分野で世代交代や伝統・技能の継承をどうするかが問題になっていますが、祇園祭もその1つなのだと意識した取材でした。(Y)
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