京都歴史地理同好会は23日、京都市上京区の堀川一条東入ル南側に大久保利通と共に薩摩藩の藩政改革などに取り組み、同地に居住していた薩摩藩家老・小松帯刀(こまつたてわき)の石碑除幕式を行いました。小松の命日7月20日にちなんで行われたもの。
 序幕式には、同会理事の中村武生、歴史小説家の桐野作人、会で石碑を担当した川畑鎭、土地を提供した宮本いくえの各氏が行い、関係者や歴史ファン約70人が集まりました。
 中村氏は「碑を建てたことで、史跡を一つつくることになります。京都の長い歴史の中で、この一帯で何があったかわかるように古代・中世・近世のことを説明板に記しました。小学生にも読めるように振り仮名をふってあります」と語りました。