日本共産党宇治市議団(水谷修団長、8人)は27日、国土交通省近畿整備局が発表(20日)した天ケ瀬ダム再開発を含む淀川水系4ダムの建設を盛り込んだ「淀川水系整備計画案」についてコメントを発表しました。
 コメントは、○同局の諮問機関「淀川水系流域委員会」の意見を無視し、発表したことは、「住民意見を河川整備に生かす」とした改正河川法に反する○総事業費8800億円といわれる莫大な税金が使われる計画がこのような形で決められようとしているのは重大問題と批判。同議員団は同計画案の撤回とともに、天ケ瀬ダム再開発による1500㌧放流を中止させるために全力を尽くすとしています。また、宇治市長が同計画案に対し「歓迎している」と発言したことについて、無責任で同局に追随する異常なものと批判しています。
 同議員団は同日、冬柴国交相と布村同整備局長に対し、同案発表に抗議し撤回を求める要請書を送付しました。また、山田知事、久保田宇治市長に対しても流域委員会の意見を尊重するとともに、天ケ瀬ダム再開発による毎秒1500㌧放流の見直しを同整備局に求めるよう文書で要請しました。