源氏香の世界と現代京都画壇による源氏物語展 「源氏物語千年紀」にちなんだ「源氏香の世界と現代京都画壇による源氏物語展」が、京都市中京区の京都文化博物館で開かれています。
 「源氏香」とは、香りの組み合わせを聞き分ける香遊びで、答えを表した図形「源氏香の図」は、古典文様として、様々な文野で用いられてきました。
 展覧会では、豪華な蒔絵に「源氏香の図」模様をあしらった香枕をはじめ、香炉、香包み、香合など源氏物語と「香り」にまつわる道具が展示されています。
 あわせて、現代京都画壇の作家54人が、源氏物語の世界に取り組んだ作品群を一堂に披露。上村松篁「蛍」、小松均「若紫」、秋野不矩「浮舟」など、京都画壇の名だたる日本画家の作品が、源氏物語の各帖への思いを綴った文章とともに紹介されています。
7月27日まで。