城南宮のササユリ 城南宮(京都市伏見区)の「源氏物語 花の庭」では、ササユリの花が見頃です。
 ササユリは、平安時代の催馬楽(雅楽の影響を受けた古代民謡)で「さゆりは」「さきくさ」などと歌われました。
 『源氏物語』賢木の巻では、落ち込んで引きこもっている光源氏を慰めにやってきた頭中将の子息が、「高砂の…あはましものをさゆりはの」(催馬楽・高砂)と歌う姿が描かれます。頭中将は光源氏をユリの花にたとえ、「それもがと けさひらけたる 初花に おとらぬ君が にほひをぞ見る」と詠みます。

 拝観料は大人500円/小・中学生、障害者/300円。詳しくは、城南宮ホームページをご覧下さい。