帝国データバンク京都支店が5日発表した5月度の府内企業倒産は37件(負債総額29億4000万円)でした。景気低迷を要因とする「不況型」倒産が7カ月連続して70%を超えました。
 業種別では、建設が13件と3カ月連続で最多。負債規模では、1億円未満が28件(75・7%)と半年連続で70%を超えるなど小口倒産が多発しています。
 同支店では、大手企業との競合や原材料高に加えて、ガソリンや食料費の値上げによる個人消費の減速を受けて、「企業体力に劣る中小・零細企業の破たんが、高水準で発生する状況に大きな変化はない」としています。