帝国データバンクが4日まとめた京都府の5月度景気動向調査では、景気低迷の影響で資本力のとぼしい中小企業の落ち込みが大きく、景気DIは前月比2・4ポイント減と大幅悪化。03年7月以来の最低水準となりました。
 景気DIは34・1と近畿地区では奈良(33・0)に次いで低水準。規模別では、大企業が前月比1・2ポイント悪化したのに対して中小企業は同2・7ポイント悪化でした。業界別では、製造(マイナス3・5)、卸売(同6・7)で大幅に落ち込みました。
 先行きについても、3カ月後、半年後、1年後いずれも悪化の見通しで、「観光資源以外に強みを持たなくなった現況下、景気の落ち込みが直接影響しており、景気回復には依然として相応の期間を要する」としています。