「革新・山科の会」第8回定期総会が25日、東部文化会館(京都市山科区)で開かれ24人が参加しました。2007年5月に再建してから1年間の活動の総括を行い新年度の活動方針と新役員体制を決めました。
 同会代表世話人の谷口昇さんが、08年の活動方針を提案しました。内容は「全国革新懇の三つの共同目標」と「山科の四つの行動目標」(〈1〉戦争をなくし、山科から平和の願いを 〈2〉豊かな暮らしができる山科に 〈3〉人がふれあい、支えあえる山科に 〈4〉歴史文化を生かす山科の街づくりを)。
 京都橘大学の碓井敏正教授は、「現在の政治と地域の現状―山科のまちづくり―」と題して講演しました。「現代をどうとらえるか」と問題提起して、グローバル資本主義の形成や、新自由主義・新保守主義による国家・社会の変化を説明し、現在の主要課題として「貧困と格差」の問題があることを指摘。中期的な政治課題や、地域における人間性擁護と新秩序形成の必要性を明らかにし、地域づくりのキーワードを提起しました。
 討論では10人が発言し、「団体共闘を広げて力の発揮を」「知事選を視野に入れた活動を」「女性も気軽に参加できるように活動の幅を広げて欲しい」「今西税金裁判闘争に支援を」などの意見が交わされました。全体を通じて、再建以来のこの一年間の顕著な前進に確信を持ち、今後の活動の課題が明らかになりました。
 来ひんに日本共産党から原俊史衆院京都2区代表、北山ただお市会議員、宮田絵里子市会議員が出席しました。(鏡山次郎)