「京都の定時制・通信制教育を考えるみんなの会」(林五月会長、略称=定通みんなの会)は、京都市内の公立高校夜間定時制の募集定員を増やすことを京都府(15日)・市(13日)の両教育委員会に申し入れました。
 申し入れは、○桃山高校普通科の募集定員を80人(06年度)に回復○伏見工業、西京両校の1次募集定員を今年度のように2分の1とすることをやめて、従来通りの募集にすること○不合格者の進路状況を調査し明らかにすること―など4項目。
 2008年度の京都市内夜間定時制で、志願者が1次募集で定員を上回り、76人もの不合格者が出ており、同会では、「働きつつ学ぶ青年や中学時代に不登校を経験し、やっと決意して夜間定時制を志願した中学生の思いや保護者の願いを考えてほしい。昨年度、桃山高校普通科で40人、今年度は西京高校普通科で10人の募集削減を行い、大量の不合格者が出ることは予測されたはず」などとし、募集定員の検討を求めています。