京都市左京区の高尾初子さん(92)が、中京区のギャラリー「ギャリエ ヤマシタ」(寺町通三条上ル)で初の水彩画展を11日まで開いています。
 初子さんお気に入りの「晩酌地蔵よいきげん」と名づけたお酒を酌み交わすお地蔵さんやモスクワの寺院、静物画など25作を展示しています。
 初子さんは、戦争で夫を亡くし、女手ひとつで2人の娘を育て、子や孫の世話の手が離れた65歳から水彩画を始めました。
 孫の寺田和正さん(43)は、「最終日の11日は母の日。私の母が以前から祖母の個展をと考えており、母にとってはちょうどいい母の日のプレゼントとなりました」と話していました。