憲法記念日の3日、円山野外音楽堂(京都市東山区)で「生きるためにいま憲法!5・3憲法集会in京都」が開催されました。反貧困ネットワークの湯浅誠事務局長と立命館大学国際平和ミュージアムの安斎育郎名誉館長が講演し、強い日差しの下1700人が聴き入りました。
 湯浅氏はアメリカのイラク帰還兵の多くが貧困から軍隊に志願したことを紹介。「貧困を生む社会は戦争への免疫も弱い」と語り、「意見の異なる人たちと連携して、貧困の問題や九条の問題を1人ずつ広めていこう」と呼びかけました。
安斎氏は、九条の会について「憲法を守り発展させる運動として全国展開されている。憲法九条がよもやなくならないようにお互いに力を合わせよう」と話しました。
集会後、参加者は市役所前までパレードし、「武力で平和は守れない」「憲法九条を守ろう」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げて市民にアピールしました。(山手四郎)