源氏物語千年紀にちなんだ新作能「紅葉賀(もみじのが)」が6月1、2日に平安神宮の京都薪能で上演されることから1日、本番通りの装束を着けた通し稽古(げいこ)が観世会館(京都市左京区)で行われました。
 今回、笛方の帆足正規さんらの作による、狂言師茂山千之丞さんの演出で、数10年ぶりに観世流と金剛流が共演します。
 光源氏が頭中将(とうのちゅうじょう)と舞を競演しながら、一方で藤壺への切ない思いを寄せる心を表現する、美しい絵巻のような世界が広がります。 当日、2日とも午後5時半開演。問い合わせ先、TEL075・761・4330。