1日に行われた第79回全京都統一メーデー大会で、実行委員長の岩橋祐治・京都総評議長は、主催者あいさつしました。要旨を紹介します。
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 4月30日に福田内閣、自民・公明両党が、圧倒的多数の国民の反対の声を無視して、衆議院でガソリン税の暫定税率復活の再議決を強行したことに、満身の怒りを込めて糾弾する。年間2、6兆円もの大増税を国民に押し付けることは絶対に許されません。
 ワーキングプアの一掃、貧困をなくし格差を是正することは、現代日本の最大かつ緊急の解決すべき問題です。労働者派遣法の抜本改正、最低賃金1000円以上への引き上げなど、人間らしく働くルールの確立をめざしてたたかいを強化しよう。貧困をなくし格差を是正するため、当面、後期高齢者医療制度の廃止、医師・看護師不足の解消、最低保証年金制度の確立、消費税の増税阻止にむけて全力を尽くそう。
 最近の世論調査では、「憲法改悪」反対が賛成を上回っていますが、憲法改悪勢力は新たな巻き返しを狙っています。この間のたたかいの到達点に確信を持ち、憲法改悪反対・憲法を暮らしに生かすたたかいを強化しましょう。
 アメリカ言いなり、大企業べったりの自民党政治に終止符を打ち、二大政党でも、大連立でもない、憲法が光り輝く『新しい政治の流れ』をつくりだそう。
 最後に、貧困の一掃と格差の是正、人間らしく生きることができる社会、京都と日本の実現をめざして、奮闘することを呼びかけます。第79回全京都統一メーデー万歳。